アジアの織物、アクセサリー、ホームデコレーションの「PANDAN TREE」
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【 織物関連用語集 】


主に当店にて取り扱いの織物に関連する用語説明とはなりますが、商品をご覧の際の参考になさって頂けたら幸いです。

ア行 アカ族(Akha)
チベット高地を起源とする山岳民族で、タイに住む約5万人のアカ族の人々は、中国雲南省・ミャンマー(ビルマ)を経て移住してきたとされています。
現在もミャンマー(ビルマ)からの移住が続いており、その多くはタイ北部に定住し、250余りの村々が点在しているそうです。
イカット(ikat)
絣布。
もともとインドネシアには絣布を表す共通語はなく、それぞれの地域ごとに呼称があります。
「括る」動作のことをインドネシア語でmengikatと言い、省略語であるikatが絣布の共通語として世界に広まったと言われています。
浮織り
緯糸または経糸によって文様をうかせて織り上げる技法。
エンデッ(ク)/ウンドゥッ(endek/endeg)
バリ島でつくられる緯絣の腰巻。
筒型に縫い合わせずに、一枚の布のまま巻きつけて使用されます。

カ行 カレン族(Karen)
タイ定住の山岳民族のうち半数以上を占めており、国内には35万人が暮らしているとされます。
起源は定かではなく、ミャンマー(ビルマ)より西方から来たと言われています。
タイの山岳民族の中で唯一アヘンの元となるケシを栽培せず、象を調教できる民族として知られてもいます。
また様々なモチーフを駆使したシルバー・アクセサリーの作り手としても有名です。
グリンシン
バリ島東部にあるバリ・アガ(バリ島先住民)の村トゥガナンでつくられる、世界的にも稀な経緯織り(ダブル・イカット)。
【gering(グリン)=病気 / sing(シン)=無し】 という意味合いを持ち、無病息災を願い魔除けとして持ち主を守ってくれる聖なる織物と捉えられています。
腰機
地機(じばた)・いざり機とも呼ばれる機織り機。数本の棒を用いただけの簡単で原始的な構造ですが、経絣を 織るのにとても適しています。
インドネシアのヌサ・テンガラでは現在も主流となっています。

サ行 ササック族(Sasak)
インドネシアのロンボク島に住む先住民。インド・ミャンマー(ビルマ)を源流とするとされています。
島内には昔ながらの生活を続けているササック族の村が点在しており、特徴的な家屋や信仰(アニミズム)を守りながらの暮らしを垣間見ることが出来ます。
サムヌーア(Sam neua)
ラオス北部フアパン県の県都。
パテート・ラオ(ラオス愛国戦線)の拠点だったために、ベトナム戦争時にはアメリカ軍の激しい攻撃を受けた地域です。
残念ながら、現在もあまり治安は良くはない模様です。
織物の産地として有名で、この地でつくられた織物はビエンチャンやルアンパバーンに運ばれ販売されています。
そうした大きな都市の市場では、サムヌーアのそれぞれの村を代表して沢山の素敵な織物を運んできた女性達の姿を見ることが出来ます。
サロン/サルン(salong/sarung)
インドネシアにおける腰巻の呼称。一枚の布を巻きつける着方の他、筒型に縫い合わせて着用する方法もあり、地域によって巻き方は様々です。
ヌサ・テンガラでは筒型腰巻が主流で、スカートとしてのみでなく、寒い日には上半身からすっぽりと被ったり、ブランケットとしてなど便利布的な使用がされています。
シングル・イカット
経絣や緯絣のように、どちらか一方の糸のみを染色して織り上げられた絣布を指します。
スレンダン(selendang)
インドネシアで正装をする際に着用される肩掛けのこと。
スカル・ツリー(skull tree)
首架。
20世紀初頭までスンバ島では部落間での戦いの際に首狩りを行う風習が残っていました。
その狩られた首を飾っていたのがインドネシア語でandungと呼ばれる首架です。
そのため、戦いでの勝利を祈願するためにモチーフとして織り込まれました。
今日でも、スンバ島イカットの代表的モチーフの一つとして見ることができます。




ソンケット(Songket)
マレーシアやインドネシアのスマトラ島・バリ島・ロンボク島などでつくられる縫取り織りによる織物の名称。
金糸や銀糸、そしてその他にも様々な色彩豊かな糸をつかって縫取り織りが施されるので、華やかな印象の物が多いのが特徴です。

タ行 タイ・ルー族(Tai Lue)
中国雲南省西双版納(シーサンパンナ)を源流とし、ラオスそしてタイへと長い期間を経て移住してきたといわれています。
現在でもラオス北部やタイ北部などの山岳地帯などには、多くのタイ・ルー族の人々が定住し、独自の文化を守りながら生活し続けています。
また、様々な美しい織物をつくり出す事にかけても秀でた民族です。
高機
腰機よりも高度に発達した構造を持つ織り機。
経絣
縦絣。
経糸を括って絣模様を織り出した織物。
ダブル・イカット
経糸と緯糸の双方をを括って絣模様を織り出した織物。
織り上げるには大変な技術と時間が要されます。
インド・グジャラート州でつくられるパトラとインドネシアのバリ島トゥガナン村でつくられるグリンシンが有名です。
経緯絣
上記ダブル・イカットと同じ。
チン族(Chin)
ミャンマー(ビルマ)の西部に位置するチン州に住む。
52の種族に分かれており、民俗学的にナガ族との近似性もあるといわれています。
チン族の女性の間には約1000年もの昔から顔に刺青を施す風習があり、現在でも一部地域で刺青を施している女性を見かけることがあるそうです。
またナガ族同様に20世紀初頭まで風習として首狩りを行っていました。
チン州は現在オフ・リミット(立ち入り制限)地域とされています。
昼夜織り
織物の文様が、布の裏と表とでは反対の配色となって表される織り方。
綴織り
地も組織も平織りで、緯糸は布幅一杯には通らず、独立して模様が作り出されます。
タイ・ラオスのタイ・ルー族においてよく使われる手の込んだ技法の一つです。
トラジャ族(Toraja)
スラウェシ島の中央部タナ・トラジャ地域に暮らす人々。
このスラウェシ島中央部は1000m前後の険しい山々に囲まれた高地である為に、長年他の文化に染まることなく独自の習慣が保たれてきました。
(トンコナンハウスと呼ばれる家屋や、壮大な葬儀と珍しいお墓の在り方など、様々な独特の習慣が息づいています。)

ナ行 ナガ族(naga)
インド北東部ナガランド州に約350万人、ミャンマー(ビルマ)北西部ナガ州に約10万人が定住。
現在、キリスト教徒が大多数となっている一方、一部では古くからのアニミズムにのっとった生活を続けている地域もあります。
インド側のナガランド州では1950年代から独立闘争が始まり、現在も一般旅行者の立ち入りは困難な地域となっています。
ミャンマー(ビルマ)側のナガ州においても辺境地帯であるためにオフ・リミット(立ち入り制限)地域とされています。
「最後の首刈り族」といわれるように、20世紀初頭まで首刈りの風習がありましたが、現代では行われていないようです。
東ヌサ・テンガラ(Nusa Tenggara Timur)
略称NTT。
インドネシアのフローレス島・スンバ島・西ティモールとその周辺の島々を指し、様々な民族が暮らしています。
州都は西ティモールのクーパン。
「織物の宝庫」として国内外に広く知られています。

ハ行 パー・シン(pha sin)
タイにおける筒型に縫い合わせられた腰巻(スカート)の呼称。
パソラ(pasola)
スンバ島で行われる勇壮な騎馬儀式。
色とりどりに塗られた馬に乗り、刃のない槍を騎兵達が投げあう古来より伝わる行事。
イカットのモチーフとして織り込まれていることがあります。






パトラ(patola)
インド・グジャラート州パタンにて織られる絹の経緯絣。
元はグジャラート州各地で織られていましたが、現在では1〜2軒が残るのみ。
17世紀頃からオランダ東インド会社の輸出品として東南アジアに大量にもたらされ、その華麗な花模様は近世のインドネシアの染織に大きな影響を与えています。






パー・チェッ(pha chet)
タイ・ルー語で手拭いのこと。
実際には手拭いとして使用されることは殆どなく、儀式の日にのみ身に着けられます。
タイ・ルー族では男性の肩掛けとして寺院の行事や祝事の際に使用されます。
パー・ビェン(pha biang)
ラオスの女性が使用する肩掛け。
ただ肩に掛けるだけでなく、本来は首から胴回りへと実に複雑な巻き方(巻きつけると言ったほうが良いかもしれません)がされていました。
そのため、本格的なパー・ビェンは3m程もの長さを持っています。
パー・レェープ(pha laep)
タイ・ルー族やタイ・ユワン族の間で床に直に敷いて用いられる敷布。
布の周囲に別布での縁取りや裏打ちがなされたりします。
旅先、寺院での寝泊り、または来客時の寝具として使用されていました。
パー・ロップ(pha lop)
タイ・ルー族やタイ・ユワン族の間で敷き布団の上に敷いて用いられる織物。
多くは白地の布の上に色糸を使って浮織りが施されており、縦に布を縫い合わせて必要な大きさにして使用されます。
バリ・アガ(Bali aga)
バリ島先住民と要約されますが、ジャワ・ヒンドゥーがバリ島に広まりつつある頃、これを拒み従来のバリの宗教・習慣を守り続けた村や人々のことを指すようです。
バリ島東部のトゥガナン村、バトゥール湖畔のトゥルニャン村、北部のスンビラン村などがバリ・アガの暮らす村として知られています。
ヒンギー(hinggi)
スンバ島で男性が着用するかなり大き目の一枚布で、腰布兼肩掛けとして使用されました。
今日でも、結納品として贈られたり、葬儀の際に遺体を包むなどと人生の大事な局面には欠かせない織物です。

マ行 マットミー(mat mi)
タイ語で絣の意で、東北タイでは絹製が特産品となっています。
一時衰退の危機に見舞われましたが、タイ王室の尽力によりサポート基金が設立され復興されつつあります。
様々な色合いの緯糸で絣模様が織り出され、煌びやかで豪華なものが多く見受けられます。
マムリ
女性器を模っており、女性を表す印。
スンバ島では結婚時に男性から女性へマムリを型取ったペンダントをプレゼントする慣わしがあるそうです。
スンバ島産の織物のモチーフとしてもよく登場します。




マラプ(marapu)
スンバ島独特の伝統宗教で、アニミズムにのっとった祖霊信仰。
人は死後マラプとなり、子孫に限りない力を与えてくれるとされています。
スンバ島では30%の人々が信奉しているそうです。

ミナンカバウ族(Minangkabau)
パダン人とも呼ばれ、インドネシアの西スマトラを中心に暮らし、世界最大の母系社会を営む民族です。
煌びやかな民族衣装はインドネシア一豪華ともいわれます。
マケドニア王アレクサンダー大王の末裔との伝説も残っているそうです。

モン族(Hmong)
メオ族、ミャオ族とも呼ばれる山岳民族。
中国四川省を源流とする民族と伝えられ、紀元前3000年頃にはすでに歴史上に現れており、その後タイ・ラオス・ベトナム・ミャンマー方面に移動してきたといわれています。
細かな刺繍や染めによる民族衣装が名高く、世界的に人気が有ります。
ラオスに暮らすモン族の人々はアメリカによってパテート・ラオとの戦いに従事させられ敗北しました。
その戦いによる犠牲者は20万人とも言われています。
アメリカ軍のベトナムからの撤退後はタイへ流れ難民キャンプを作っていましたが、アメリカはその貢献と犠牲に報いるため、近年一部の人々のアメリカ移住を受け入れました。

ヤ行 緯絣
横絣。
緯糸を括って絣模様を織り出した織物。
嫁さらい婚
スンバ島で古くに行われていた風習。
女性側の同意のもとに行われ、深夜に友人の力を借りて女性を連れ去り、後日その両親の家に結婚許諾の申し込みをしに行く・・・という形式なので、「さらう」と言うより「駆け落ち」に近いかもしれませんね。
しかも女性側の両親も、娘がさらわれることを前もって知っているそうです・・・。
インドシナに住む山岳民族のリス族にも同様の風習があるようです。

ラ行 ライ・ナーム・ライ(lai nam lai)
綴織りを駆使してつくられる模様で、タイ北部ナーン地方に住むタイ・ルー族の織り手に好まれています。
タイ語で「水の流れの模様」の意味で、まさにナーン川の水流を思わせてくれます。






リス族(Lisu)
中国雲南省を中心に暮らしている山岳民族。
その後一部の人々は200年という長い時間を経てタイ・ミャンマー・インドなどに移動してきました。
色彩豊かな民族衣装が特徴で、美男美女が多く、向上心の高い民族ともいわれます。

ルアンナムター(Luang nam tha)
ラオス北部の県ならびに都市の名前。
中国雲南省やミャンマーと国境を接しており、旅行者の間では中国との国境越えの人気ルートにもなっており、周辺にはアカ族・モン族・カムー族などの山岳民族も暮らしています。
多くの織物の村があり、美しい作品が生み出されています。

ワ行








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