カレン族シルバーについて

カレン族について

カレン族は主にタイ北部やミャンマー(ビルマ)に暮らす山岳民族で、少数民族の中では数の少ないケシを栽培しない民族として知られております。また、唯一象の調教が出来る民族としても有名です。

アニミズム(自然崇拝)をもとに、後に布教されたキリスト教と融合した形の宗教観を持ち、民族の起源は、チベット、ゴビ砂漠、フィリピン、ボルネオなどと諸説あります。

タイ国内ではカリアン(Karean/Kariang)またはヤーン(Yang)と呼ばれ、自らは彼らの言葉で「人」を表すパカニョ(またはカニャウ)と自称しております。
首長族として知られるパダウン族も、カレン族の仲間です。

カレン族シルバーについて

カレン族がつくり出すハンドメイドのシルバーパーツには、アニミズムや自然と共存した生活に基づくモチーフが多く見られ、その特徴の一つとなっております。
彼らにとって身近な動植物、生活用具を模った物がその例とも言えます。
また、魔除けの意味合いを持つ刻印も多用され、そこに作り手一人一人のインスピレーションなども加わり、一説によると実に700〜800種類ものモチーフがあると言われております。
しかし、世代交代や環境の変化などに伴い、そのモチーフの持つ意味合いは徐々に忘れられつつあると言われております。

カレン族シルバーは全てハンドメイドで作られ続けておりますために、細工を施しやすいように純度が高めのシルバーを使用しております。
(純度92.5%のスターリングシルバーでは、手仕事で細工をするには硬過ぎるそうです。)
おおよそ97%前後の純度で、スターリングシルバーと呼ばれる92.5%シルバー製品の純度を下回ることはございません。

このような高純度のシルバー素材を使用しているために、独特の柔らかな温かみのある銀色が生み出されております。
また、銀が入手し難かった時代には、古い貨幣などを溶かして素材としていたそうです。

以前は自分達の身に付ける分のみ製作しておりましたカレン族シルバーですが、その人気や生活のためにコミュニティーやファクトリーでの生産も始められております。
しかし、この様な時代や環境による変化はあったとしても、小さなパーツも一つ一つ手づくりをする姿勢に変わりはございません。

◆700〜800種類ものモチーフがあると伝えられるカレン族シルバーの中でも、主な文様(モチーフ)を簡単にご紹介致します。

カレン族シルバーモチーフ写真1魔除けや神へのお供え物を表す幸せの花‘パドゥア’

カレン族シルバーモチーフ写真2宇宙(緩やかな渦巻きは、貝やカタツムリを表すこともあるようです)

カレン族シルバーモチーフ写真3太陽・・・自然に様々な恵みを与えてくれる

カレン族シルバーモチーフ写真4魚を入れる魚篭(ビク)

カレン族シルバーモチーフ写真5魔除け

カレン族シルバーモチーフ写真6第三の眼・・・悪霊・邪視による災難が持ち主に降りかからない様に見張ってくれる

その他、花・葉・象・魚・貝・亀・蝶・蛇・トンボ・てんとう虫・生活用具などなど、実に様々なモチーフがございます。
ほんの小さな三角形や何気ない×マークにも持ち主を守る魔除けの意味合いがあると言われており、とても奥が深いものです。

カレン族シルバーについてのご注意

カレン族のシルバーパーツは、一つ一つ手づくりされております。
そのため、形が多少いびつなパーツや、刻印に濃淡やズレなどが見られるパーツが含まれることもございます。
どうぞ、手づくり品ゆえの味わいとご理解の上、ご使用下さいませ。

カレン族シルバーには刻印部分に燻し加工が施されている物が多数ございます。
お手入れの際に洗浄液に入れてしまいますと、せっかくの刻印部分の燻しが薄くなり、のっぺらぼうで味わいの薄い風情になってしまいますので、洗浄液は使わずに、磨き用クロスや柔らかめの布でお手入れして下さい。

また、他の貴金属素材やスターリングシルバーなどに比べますと若干柔らかめですので、無理に引っ張ったり、頻繁にサイズ調整をすると破損の原因となります(通常の使用には支障ございませんので、ご安心下さい)。
どうぞ、その点にご注意下さいませ。

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